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Tr119) 連続ダイビング【GKトレーニング】

ドイツではペナルティエリア内を3つのゾーンに分類し、ゴールキーパーのトレーニングや分析に活かされています。ゾーン3はゴール正面に位置し、得点の半数以上(52%)がこのゾーンからのシュートによるものです。ゴールの大きさは7,32mですが、このゾーンからのシュートに対して適切なポジショニングを取ると守るべき幅を約4mに縮めることができます(上図)。

ペナルティエリア内から至近距離のシュートをキャッチすることは難しく、場合によっては再び相手のシュートを受けることもあります。連続のシュートに対してTr118) 1ステップダイビングリカバリーの質を改善して失点を減らしましょう。Viel Spaß!

【ドイツのGKトレーニングから学ぶ】ペナルティエリア内の3ゾーン トップレベルの試合ではゴールの約80%がペナルティエリア内からのシュートによるものです。ドイツでは最も重要なペナルティーエリア内...
Tr118) 1ステップダイビング(ゾーン3)【GKトレーニング】 ドイツではペナルティエリア内を3つのゾーンに分類し、ゴールキーパーのトレーニングや分析に活かされています。ゾーン3はゴール正面に...

重点

ダイビング、リカバリー、パワー、コーディネーション

準備

  1. ゴールラインから4m離れた位置にマーカーで幅4mの仮想ラインを作る。
  2. 仮想ラインの中央にコーンを2つ置いてバーを設置する。
  3. ゴールキーパーがバーの横でGKコーチの方を向いてうつ伏せになる。
  4. 仮想ラインから約5m離れた場所にGKコーチがボールを持って準備する。

進め方

  1. キーパーは腕立て伏せを数回(例:5回)行ったあとすぐに起き上がる。
  2. GKコーチがボールを投げ、キーパーはバーを越えてダイビングしボールをキャッチする(図a)。
  3. キャッチしたボールをGKコーチに戻したら、GKコーチが逆サイドにボールを投げ、キーパーは再びバーを越えてダイビングを行う(図b)。

コーチングポイント

  1. 腕立て後、慌てずに素早く起き上がる。
  2. 力強い踏切りでダイビングを行う。
  3. ボールから目を離さず確実にキャッチングを行う。
  4. キャッチが無理な場合はこぼれ球を拾われない場所にはじく。
  5. GKコーチにボールを返した後すぐにポジションを取り次のダイビングに備える。

バリエーション

  1. 課題や回数を変えて行う(例:腹筋、胸つきジャンプ、バービーなど)。
  2. スタートポジションの向きを変える(例:キーパーはゴール側を向く、バーの方向に足を向けるなど)。
  3. バーの高さを変えて難易度を調整する。
  4. 課題(腕立てなど)後に、さまざまステップ(バックステップ、サイドステップ、クロスオーバーステップ)でコーンを回ってからダイビングを行う(図c)。
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