第3育成段階後半、子供たちは思春期に入り精神的にも身体的にも不安定な時期を迎えますが成長の証でもあります。
サッカー面でも大きな成長の前兆であり、指導者が選手それぞれの状況を考慮しながら個別の対応が必要となります。
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13~14歳は何をしたくて何ができるか
学ぶ - 真剣な取り組み
- プレーする喜びを継続する
- ダイナミックなテクニック(テンポ、相手選手のプレッシャー下)
- グループ戦術の理解を深める(攻守)
- コーディネーション面の調整とサッカー特有のフィジカル強化
- ピッチ内外での自分やチームに対する責任感の強化
反復練習は効果的な学習を妨げる!?【ドイツのディファレンシャル・ラーニング】
2019年7月にドイツの国際カンファレンスに参加したときに「反復は効果的な学習を妨げる」という少し挑発的なタイトルの講演がPro...
特徴
- 思春期への突入(精神的・身体的に不安定で困難な時期)
- 身体的な個人差が大きく出る
- 反抗期、不安定で落ち着きがない、傷つきやすい
- これまでの世界観の変化
- コンディションの揺れ
トレーニングの割合
トレーニングの重点
フィジカル
- サッカー特有のフィジカル(なるべくボールを使って)
- 体幹トレーニング(重りを使わず自重で)
- スピード(直線的、非直線的)
- 柔軟性
- ボディバランスやコーディネーションが不安定
テクニック
- すでに学んだテクニックの応用(時間、スペース、相手のプレッシャー下で)
- 動きの中で
- ロングボール
ドイツのテクニックトレーニング概要【将来を見据えた指導プラン】
テクニックとはあらゆる試合の状況で”思い通りに”ボールを扱える能力
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戦術
- 個人戦術の強化(サポート、オフ・ザ・ボールの動き、身体の向きなど)
- さまざまな1対1(中央、サイド、対面、DFを背負った形、距離)
- より広範囲のグループ戦術(ビルドアップ、4バックなど)
- いろいろなポジションでプレーする(固定しない)
- いろいろなシステムでプレーする
- 11人制だけでなく少人数のミニゲームも(ストリートサッカーの要素)
メンタル
- チームメイトや対戦相手に対するリスペクト
- フェアプレーの精神
- コミュニケーション、チームスピリット、規律
- 多くの成功体験
- 責任感、自信、人間性
指導者のためのガイドライン
- 個人差を考慮する
- 個の強化(長所を伸ばし短所を改善する)
- 自立心や積極性を強化する
- 決まり切った戦術よりも創造性のほうが大事
- ポジションを早く決めつけすぎない
- 社会性や責任感を植え付ける
『認知・判断・実行』を改善する4つのコーチングポイント【正しいことを行う・正しく行う】
サッカーでは問題を解決するために様々なコーチング・声掛けがありますが、次の言葉の共通点と違いは何でしょうか?
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一日の練習メニュー例
1日の練習メニュー例【認知・判断・実行を高める】ジュニア年代はもちろんのこと、難易度を変更することでジュニアユースやユース年代にも応用可能な1日のトレーニング構成例です。基本的には全て...
- ドイツサッカー協会 指導者ライセンス講習会資料
- シャルケサッカーキャンプ 講習会資料