第4育成段階はユース年代の最終段階です。これまで積み重ねてきたテクニックや戦術の土台を安定化し、それぞれのポジションの課題や公式戦での要求に対応していかなければなりません。
また大人のサッカーに移行するための大切な準備期間でもあります。大人の世界にスムーズに移行するためにピッチ内だけでなくピッチ外の準備も必要です。
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15~18歳は何をしたくて何ができるか
実践する - 情熱
- 真剣さ、向上心、プレーする喜び
- ダイナミックなテクニック(正確性+テンポ、相手選手のプレッシャー下)
- ポジション特有の課題に対する個々の準備
- グループ戦術の強化とチーム戦術の安定化
- サッカー特有のフィジカル強化
特徴
- 骨格の成長、筋力増大(成人に近づいていく)
- 思春期で失われていた身体的・精神的調和が戻る時期
- 勝負にこだわる
『認知・判断・実行』を改善する4つのコーチングポイント【正しいことを行う・正しく行う】
サッカーでは問題を解決するために様々なコーチング・声掛けがありますが、次の言葉の共通点と違いは何でしょうか?
しっかり...
トレーニングの割合
トレーニングの重点
フィジカル
- 体幹トレーニング、最大筋力、瞬発力
- スピード(直線的、非直線的)
- サッカー特有の持久力
- クイックネス、アジリティ
- 柔軟性
テクニック
- ダイナミックで洗練されたテクニック
(時間、スペース、相手のプレッシャー下で) - 動きの中で
- 間違って覚えたテクニックの修正
- 自分のスタイルの確立
ドイツのテクニックトレーニング概要【将来を見据えた指導プラン】
テクニックとはあらゆる試合の状況で”思い通りに”ボールを扱える能力
ドイツサッカー協会指導者...
戦術
- 個人・グループ戦術の強化
- チーム戦術の学習・強化
- 異なったポジションやフォーメーションでの戦術理解
- 正しく素早い判断(ウォーミングアップから取り入れる)
- ポジション別トレーニング
- すべてのミスを指摘せずミスから学ぶ
- 素早い攻守の切り替え
パーソナリティ
- チームメイトや対戦相手に対するリスペクト
- フェアプレーの精神
- コミュニケーション、チームスピリット、規律、社会性
- 自己分析、目標設定
- 責任感、自信、人間性、個性、向上心
- サッカー以外の問題のサポート
指導者のためのガイドライン
- 集中的なトレーニングと積極的な休息
- ミーティングやピッチ上でテクニックと戦術の詳細なトレーニング
- 複合的なトレーニングを行いつつも個別の対応
- 積極的に選手に関わり意見を取り入れる
- チームに秩序を作る
- サッカーだけでなく学校や仕事の負荷も調整する
反復練習は効果的な学習を妨げる!?【ドイツのディファレンシャル・ラーニング】
2019年7月にドイツの国際カンファレンスに参加したときに「反復は効果的な学習を妨げる」という少し挑発的なタイトルの講演がPro...
- ドイツサッカー協会 指導者ライセンス講習会資料
- シャルケサッカーキャンプ 講習会資料